開催日:令和 3年 7月10日(土)
7月度の活動です。
三重県の指定天然記念物「篠立の風穴」。普段は立ち入る事は出来ません。(厳重に鍵が掛かっています。)
見学するにはその理由・目的と許可が必要です。
この風穴は私達地域の先人達が大切に守ってきました。今も地域の人々が守っています。また将来は現在の子ども達が守っていってほしいです。
しかし・・・見たことも触ったことも無いモノを守ってね。と言われても「えっ??何?それ!」と思いますよね。(苦笑)
やっぱり実際に見て触ってその大切さを肌で感じる事が大切だと思います。
毎年地域の遊学祭で見学に入洞していましたが新型コロナウィルスの影響で昨年と今年は風穴見学会が開催されていません。
そこで今回は森の学校の活動で篠立の風穴見学を開催しました。
参加人数:児童:9名、 中学生:1名、 保護者:5名、 スタッフ:4名
合計:19名
9時に旧立田小学校駐車場に集合しました。梅雨時なので員弁川の増水を心配していましたが、今朝確認に行き大丈夫と開催しました。
今回の活動には地元のケーブルテレビの取材も入りました。
入洞前に私から「入洞に際しての注意」を説明しています。
橋の鍵を開けて対岸へ、階段を下りて員弁川に降ります。
草がぼうぼうでしたので急遽草刈りをしました💦
岩場を渡ります。チョット恐いなぁ。
大迫力の堰堤です。
その横の階段を登ります。(手すりがグラグラなので持たないように!)
篠立の風穴の入口です。柵があり鍵がかかています。
蝙蝠の出入りに優しい間隔が広い木の柵です。
許可が無いと入洞出来ません。
さぁ!地底探検へGO! caving開始です。
中は真っ暗 暗黒の世界です。
鍾乳石、石筍、石柱を実際に見て触って体験します。
何故か蝙蝠が一匹も居ませんでした。 少し肩透かし(笑)
洞内には江戸時代に書かれた壁書が残されています。
懐中電灯もマジックも長靴もヘルメットも無い時代にcavingし、洞内で松明をかざし、墨をすって筆で落書きをする。先人たちのロマンを感じます(^_^;)
以前私は、東京の専門家と壁書の調査に入り、36ヵ所の江戸時代の壁書を発見しています。