長年の「立田の地に縁のある新作能を地元で演じ、立田の地を日本中に知って欲しい」という悲願が通じ、2008年には原作者の奥村満富氏と長田師によって創作能「織部」が完成し、築窯10周年記念にこの地で演ずることができました。
昨今、各流派で演ぜられる能の演目は二百数十曲ほどで、多額の費用や原案、台本、振付、演出の出来る人材が少ないことも含め、新作能が世に出ることは稀である。これは克次と奥村、長田両氏と紫の会、周囲の方々の理解や援助が重なり合って、紫光窯への思いが結実した結果です。
今後も、完成度を高めつつ「織部」は上演され、未来の子ども達のための確かな文化遺産の継承になっていくと確信しています。
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