立田村唱歌

– 立田村 郷土唱歌 –

郷土唱歌 作詞作曲 近藤楓水(定次)

 員辨郡の西北に めぐる熊坂烏帽子岳

白雲檐に近くして 山川清き立田村

 

 仰げば高し三國岳 冬の朝に先ちて

まず白雪を冠れば 北斗は低く空遠し

 

 玉なす苔の真清水は 八百の谷隈めぐりつつ

郡の最中を貫きて 銀河流るる秋七里

 

 春さりくれば舞谷野や 四方の山々霞立ち

花のいろいろ咲き競うて 鳥の鳴く音も面白し

 

 夏なほ寒き長楽寺 麓の風穴名に高く

香ろ穴に眼鏡岩 流れも清き員辨川

 

 清水学校神明社 県道隔てて西東

篠立古田を堺して 四季折々の眺め好し

 

 我等の天地は美はしく 我等の故郷はいと清し

我等も清き心もて 学びの道にいそしまん

 

※七番は後に付け加えた歌詞と思われる。

 

 

近藤 定次先生のご紹介

作詞 近藤 楓水(定次)

古田区出身…らしい

生年月日 不明

明治43年5月5日 ~ 昭和4年3月31日 まで18年11ヶ月の間

立田小学校(清水尋常小学校)教員

在職中に「郷土誌 立田村」を作成する。

郷土誌の内容

  • 村地誌
  • 村歴史
  • 神社佛閣
  • 教育
  • 経済
  • 雑誌

から構成されており、郷土唱歌は第1章の中に記載されている。

立田村の山、川、季節、名所等を歌にして紹介し、近藤定次氏の郷土を愛する気持ちがこめられている様がうかがえる。