虎臥山 善行寺
-真宗大谷派・古田重勝公の碑・ブッポウソウがいた-
往古は甲賀山善行寺で、濃州土岐郡下村唯願寺の末寺であった。虎臥山善行寺の紋は「三ツ藤」。
昭和47年(1972)10月27日、当時の住職、善徳院釈格誠師入寂。後、古田に黒田姓直系の者はなく北勢町下平の林専城氏が同寺の門信徒に迎えられて入寺されたが数年にして、黒田格誠師の甥の時山蔵林寺住職加納恵尚師が代務者を努めていた。
慶長年間(1596~1614)僧了意によって開基された。同寺は記録によれば西野尻村の旧族塩谷刑部の家臣黒田源之丞が出家して寺門に入り、浄土真宗に改宗した。元禄3年(1690)4月、山号を虎臥山と改め虎臥山善行寺と改称した。
現在の堂宇は寛政9年(1797)7月の建築。明治44年修理している。本堂は東向き瓦葺き(東西南北共15米)鐘堂瓦葺きで庫裏前に大銀杏がある。昭和30年代ブッポウソウが樫の木にいた。
(立田地区発行『遊学歩道 秀真の里』冊子、初版平成17年4月・二版平成20年4月・三版平成29年4年)